TORANOGATE(トラノゲート)とは?虎ノ門の新たな大型オフィスと移転のポイントを解説

東京都港区虎ノ門1丁目で進められている『虎ノ門一丁目東地区市街地再開発事業』によって、地上29階・地下4階、高さ約171mの複合ビル『TORANOGATE(トラノゲート)』が誕生します。虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合が事業主体となり、中央日本土地建物・都市再生機構(UR)・住友不動産の3者が参加組合員として推進しているプロジェクトです。2027年10月31日の竣工が予定されており、虎ノ門エリアの新たなランドマークとして注目されています。

オフィスを検討する企業にとっては、駅直結というアクセス面だけでなく、大規模なオフィス空間、ウェルビーイング、BCP、イノベーションなど、これからの働き方に対応した機能を備えている点がポイントです。

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虎ノ門駅・虎ノ門ヒルズ駅から地下で直結

TORANOGATEの大きな特徴が、交通アクセスの良さです。
東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅と地下通路でダイレクトに接続するほか、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅からも地下通路でアクセスできます。さらに「霞ヶ関」駅や「新橋」駅も徒歩圏内に位置しています。

オフィス移転では、従業員の通勤時間だけでなく、取引先や採用候補者が訪問しやすいかどうかも重要です。複数路線を利用できる立地は、社内外の移動が多い企業にとってメリットになりやすいでしょう。

特に虎ノ門は官公庁や大企業、金融関連企業なども集積するエリアです。ビジネス上の訪問先が多い企業にとって、都心各所へのアクセスを確保しやすい立地は、オフィス選びの重要な判断材料になります。

「生きた建築」をコンセプトに自然を取り入れたオフィス

TORANOGATEは『OPEN INNOVATION GATE』をコンセプトに掲げ、建築デザインを建築家・小堀哲夫氏(小堀哲夫建築設計事務所)、ランドスケープデザインをランドスケープ・プラスが手掛けています。特徴的なのが、都市の中に自然を取り込む空間づくりです。29階には玉川上水とほぼ同じ高さに位置する屋上庭園とラウンジが設けられ、奥多摩の自然を感じられる空間となる計画です。また、屋上庭園から流れる小川の水音を感じられるバルコニーが、オフィスの基準階に設置されます。

近年のオフィスでは、単純にデスクと会議室を並べるだけではなく、従業員が快適に過ごせる環境づくりが重視されています。出社とテレワークを組み合わせるハイブリッドワークが広がるなか、出社する意味を感じられるオフィスづくりは、移転を検討する企業にとって重要なテーマです。

自然を感じられる共用空間やテラスなどは、休憩やコミュニケーションの場として活用できるだけでなく、従業員のウェルビーイングを意識したオフィス環境にもつながります。

約850坪超の無柱空間で柔軟なレイアウトに対応

オフィスフロアは、基準階面積が約850坪超の整形無柱空間となっています。
大規模かつ柱の少ないフロアは、企業ごとの働き方に合わせてレイアウトを設計しやすい点が特徴です。部署ごとのゾーニングはもちろん、集中作業スペース、会議室、コミュニケーションエリアなどを組み合わせることもできます。

また、企業の成長に合わせてレイアウトを変更しやすいことも、大規模オフィスのメリットです。

オフィス移転では、現在の従業員数だけを基準に面積を決めるのではなく、今後の採用計画や組織変更まで考慮する必要があります。柔軟性の高いフロアであれば、事業規模や働き方の変化にも対応しやすくなります。
各階に専用バルコニーや共用部が設けられる点も、一般的なオフィスとの差別化ポイントになりそうです。

中間層免震構造などBCPにも配慮

企業がオフィスを移転する際には、賃料や立地だけでなく、災害発生時の事業継続性も確認しておきたいポイントです。
TORANOGATEでは、中間層免震構造を採用し、高いBCP性能を確保する計画となっています。

地震などの災害が発生した場合でも、事業を継続できる環境を整えておくことは、企業のリスク管理に直結します。特にITサービスや金融、コンサルティングなど、業務停止による影響が大きい企業では、オフィスの防災性能を移転条件の一つとして検討することが重要です。

官民共創やイノベーションを生み出す拠点にも

TORANOGATEは、オフィスだけの建物ではありません。
低層部には、社会課題の解決やオープンイノベーションを促進する拠点として「(仮称)虎ノ門イノベーションセンター」が整備されるほか、商業施設も設けられる計画です。

企業で働く人だけでなく、行政、企業、スタートアップなど、多様な人々が交流するコミュニティハブとしての役割も期待されています。
新規事業やオープンイノベーションに取り組む企業にとっては、社内だけでは生まれにくい外部との接点をつくる環境としても注目したいところです。

オフィス移転では「働く環境」まで含めて検討

TORANOGATEは、駅直結という利便性に加えて、自然を取り込んだ空間、大規模な無柱オフィス、BCP性能、イノベーション機能などを備える計画です。
オフィス移転を検討する際には、単純な坪数や賃料だけで比較するのではなく、「従業員が働きやすいか」「採用候補者にどのような印象を与えるか」「顧客を招きやすいか」「災害時にも事業を継続できるか」といった複数の視点から検討することが重要です。

2027年の竣工に向けて、虎ノ門エリアのオフィス市場にも影響を与える可能性があるTORANOGATE。今後オフィス移転を予定している企業は、周辺の新築・再開発物件とあわせて動向をチェックしておくとよいでしょう。

担当マーケターの視点から

マーケティングの視点から見ると、TORANOGATEで興味深いのは「働く場所」と「企業が外部とつながる場所」を一体化しようとしている点です。これまでのオフィス選びでは、駅からの距離や面積、設備など、業務を効率よく行えるかが重視されてきました。しかし現在は、採用やブランディング、従業員エンゲージメント、社外との共創まで含めてオフィスの価値を考える必要があります。

特に、自然を取り込んだテラスやガーデン、共用空間などは、オンラインでは代替しにくいリアルな接点を生み出します。駅直結という利便性も含め、TORANOGATEは「出社するための場所」から「人が集まり、新しい価値を生み出す場所」へとオフィスの役割が変化していることを象徴する存在といえるでしょう。移転先を検討する際も、コストだけでなく、採用・営業・交流・企業ブランドへの波及効果まで視野に入れることが重要です。

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