【2026年最新】サンシャイン60が大規模リノベーションを実施|ワーカーサポートエリア「ロクマルBase」今夏始動、ウェルビーイングを実現する次世代オフィスへ

サンシャイン60が共用部を大規模刷新。「ロクマルBase」が示す次世代オフィスの新しい価値とは
サンシャインシティは、超高層オフィスビル「サンシャイン60」の価値向上を目的とした大規模リノベーションを進めています。その中核となるのが、新たに誕生するワーカーサポートエリア「ロクマルBase」です。
約800坪に及ぶ共用部を再構築し、ラウンジ、仮眠室、ソロワーク・テレワークブース、コンビニ、カフェなどを2026年夏に第一弾として整備。さらに2027年にかけてテナント専用の貸会議室や食堂を順次刷新・新設する今回のプロジェクトは、2028年の開業50周年を見据えた過去最大規模のバリューアップ施策となります。
オフィスの役割が「働く場所」から「社員体験を提供する場所」へと変化する中、本プロジェクトは今後のオフィスビルの在り方を示す好例といえるでしょう。本記事では、「ロクマルBase」の特徴と、オフィス移転を検討するバックオフィス担当者が注目すべきポイントを解説します。
約800坪の共用部を「ロクマルBase」として再構築
今回のリノベーションでは、サンシャイン60の4階・6階にある約800坪の共用部を「ロクマルBase」と名付け、ワーカーサポートエリアとして再整備します。
第一弾としてオープンするのは、4階北西の「Lagoon Lounge(ラグーンラウンジ)」(2026年8月18日)と、6階北側の「-60- Lounge(ロクマルラウンジ)」(2026年9月1日)です。サンシャインシティで働く約1万2,000人のオフィスワーカーを対象に、休憩や打ち合わせ、集中作業など多様な働き方に対応できる空間を提供します。
照明や音響、内装素材にもこだわり、単なる休憩スペースではなく、心身のリフレッシュや生産性向上を支える環境づくりが意識されています。
「働き方の多様化」に対応した共用施設を整備
近年、ハイブリッドワークやABW(Activity Based Working)の普及により、オフィスにはさまざまな役割が求められるようになっています。
「ロクマルBase」では、その変化に対応するため、執務スペースだけでは補えない機能を共用部へ集約しています。
具体的には以下のような設備が、2026年夏から2027年にかけて段階的に整備されます。
【2026年夏・第一弾】
- 大規模ラウンジ(Lagoon Lounge/-60- Lounge)
- 仮眠室
- ソロワーク・テレワークブース
- コンビニ
- カフェ(-60- Coffee)
【2027年・順次】
- テナント専用食堂(既存食堂を刷新/-60- Kitchen・2027年8月頃)
- テナント専用貸会議室(Meeting Room・2027年7月頃)
- 追加ラウンジ(Park Lounge・2027年2月頃)
これらは「オフィスで働く体験」を充実させる設備であり、テナント企業が自社だけで整備するにはコスト負担の大きい機能でもあります。
ビル側が共用設備として提供することで、入居企業は効率的に高品質なオフィス環境を利用できる点が大きな魅力です。
ウェルビーイングを重視した空間づくり
今回のリニューアルで特に注目したいのが、「ウェルビーイング」の実現をコンセプトとしている点です。従来のオフィスでは、「効率よく働くこと」が重視されていました。しかし現在は、社員が心身ともに健康で、自分らしく働ける環境づくりが企業競争力にも直結すると考えられています。
「ロクマルBase」では、リラックスできるラウンジや仮眠スペース、静かな集中ブースなどを設けることで、その日の仕事内容やコンディションに応じて最適な場所を選択できます。
このような環境は社員満足度やエンゲージメント向上にも寄与し、人材定着や採用力の向上にもつながるでしょう。
築年数ではなく「価値」で選ばれるオフィスへ
サンシャイン60は1978年に開業した歴史ある超高層オフィスビルです。一般的には築年数が経過すると競争力が低下しやすい傾向がありますが、サンシャイン60はこれまでにもテナント専用食堂やラウンジの拡充など、時代に合わせたアップデートを継続してきました。
今回の約800坪に及ぶリノベーションもその延長線上にあり、「古いビル」ではなく「常に進化するオフィスビル」としての価値を高めています。
オフィス移転では新築ビルばかりに目が向きがちですが、このように継続的な設備投資を行う既存ビルも有力な選択肢となります。
バックオフィス担当者が注目すべきポイント
オフィス移転を担当する総務・管理部門にとって、「ロクマルBase」の取り組みから学べるポイントは少なくありません。まず、共用設備が充実していることで、自社専有部に会議室や休憩スペースを多く設ける必要がなくなり、効率的なレイアウト設計が可能になります。
また、仮眠室やラウンジなどを自社で整備する場合、多額の初期投資が必要ですが、ビル共用部を利用できればコスト削減にもつながります。さらに、こうした快適なオフィス環境は採用活動においても強みになります。
近年は求職者がオフィス環境を重視するケースも増えており、「社員が働きやすい環境が整っていること」は企業選びの重要な要素となっています。そのため、オフィス選定では賃料や立地だけではなく、共用施設やワーカーサポート機能まで含めた総合的な価値を比較することが重要です。
まとめ
サンシャイン60の「ロクマルBase」は、オフィスビルが提供する価値を大きく進化させるプロジェクトです。
単なるラウンジ整備ではなく、ウェルビーイング、多様な働き方、社員体験、採用力向上など、企業経営にも直結する価値を共用部で提供する点が特徴です。
今後のオフィス市場では、「どれだけ広いか」「どれだけ新しいか」だけではなく、「どのような働く体験を提供できるか」がビル選びの重要な判断基準となるでしょう。
オフィス移転を検討している企業は、こうした共用部の充実度にも注目しながら、自社に最適なオフィスを選定することが重要です。
担当マーケターの視点から
今回のサンシャイン60のリノベーションで印象的なのは、「専有部の価値」ではなく「共用部の価値」を最大化している点です。これまでオフィスビルは、専有部の設備や広さが競争力の中心でした。しかし現在は、ラウンジやカフェ、仮眠室、ソロワークブースなどをビル全体で共有することで、入居企業は自社の投資負担を抑えながら高品質な職場環境を実現できるようになっています。これはビルオーナーにとっても、他物件との差別化につながる重要な戦略です。また、採用市場では「どんな会社で働くか」と同じくらい「どんな環境で働くか」が重視される時代になっています。快適な共用空間は、社員満足度やエンゲージメント向上だけでなく、企業ブランドの向上にも寄与するでしょう。今後はオフィス選びにおいて、賃料や立地だけでなく、共用施設が生み出す「働く体験」を評価軸に加える企業がますます増えていくと感じました。
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