「トイレが汚い」82.6%・「実際に辞めた」31.5%!業務・給料は申し分なくても”働きたくないオフィス”の特徴を409人に調査

「トイレが汚い」82.6%・「実際に辞めた」31.5%!業務・給料は申し分なくても”働きたくないオフィス”の特徴を409人に調査

「業務内容も給料も申し分ない。それでもあのオフィスには戻りたくない」——そんな経験を持つ人が、実に86.8%にのぼることが今回の調査で明らかになりました。オフィス移転・賃貸オフィス仲介サービスを提供する「東京オフィスチェック」(運営:プロパティデザイン株式会社)は、全国の20代〜60代の働く男女409名を対象に、「業務・給料に不満がなくても働きたくないオフィスの特徴」に関するインターネット調査を実施いたしました。

働きたくない理由として最も多く挙がった衛生面の問題では、「トイレが汚い」が82.6%と突出。雰囲気面では「古い慣習や縦社会の空気がある」(68.5%)、「殺伐としていて話しかけにくい」(65.5%)が上位を占め、物理的な環境だけでなく職場の空気感も強い忌避感につながっていることが示されました。さらにオフィス環境を理由に「実際に辞めた」が31.5%、「真剣に考えたことがある」を合わせると51.1%と、条件の良い仕事でも離職の直接的な引き金となり得る実態が浮き彫りになっています。

調査概要

  • 調査期間:2026年04月11日〜2026年04月25日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:全国の20代〜60代の男女
  • 有効回答数:409名(男性144名、女性265名)

調査結果サマリー

  • 86.8%が「業務・給料に不満がなくてもオフィス環境が原因で働きたくないと感じたことがある」と回答
  • 立地・通勤の不満1位は「駅から遠い」(51.6%)、2位「通勤ラッシュがひどい路線」(50.4%)
  • 内装・設備の不満1位は「ビルや内装が古くて暗い」(60.1%)、2位「窓がなく閉塞感がある」(56.7%)
  • 清潔感・衛生面の不満1位は「トイレが汚い」(82.6%)、全項目を通じた最高値
  • 雰囲気・空気感の不満1位は「古い慣習や縦社会の空気がある」(68.5%)
  • 「実際に辞めた」31.5%・「真剣に考えたことがある」19.6%——合計51.1%が離職を真剣に検討または実行

回答者の属性について

今回の調査には、20代〜60代の男女409名が回答しました。性別は女性が64.8%、男性が35.2%。年代別では30代が最多の37.4%、次いで40代27.6%、20代18.1%と、現役世代が中心を占めます。職業は正社員が44.0%と最多で、パート・アルバイト(25.4%)、フリーランス(12.2%)が続きます。出社頻度は「週5日以上」が47.4%と最多で、毎日オフィスに通う層が主体の調査となっています。

性別内訳

性別 割合 人数
女性 64.8% 265名
男性 35.2% 144名

 

年代別内訳

年代 割合 人数
20代 18.1% 74名
30代 37.4% 153名
40代 27.6% 113名
50代 12.7% 52名
60代 4.2% 17名

 

職業別内訳

職業 割合 人数
正社員 44.0% 180名
パート・アルバイト 25.4% 104名
フリーランス 12.2% 50名
派遣社員 6.8% 28名
契約社員 5.4% 22名
自営業 3.7% 15名
その他 1.5% 6名
嘱託社員 1.0% 4名

 

職種別内訳

職種 割合 人数
事務 29.6% 121名
その他 17.4% 71名
サービス 11.2% 46名
専門職(士業・公務等) 10.3% 42名
接客 9.3% 38名
ITエンジニア 6.8% 28名
クリエイター 5.9% 24名
営業 5.1% 21名
マーケティング 3.2% 13名
販売 0.7% 3名
企画 0.5% 2名

 

出社頻度については「週5日以上」が47.4%(194名)と最多。フルリモートも22.0%(90名)存在しており、出社が前提の層からは直接の体感、フルリモート層からは過去の経験として、多角的な視点が集まっています。

出社頻度別内訳

出社頻度 割合 人数
週5日以上 47.4% 194名
フルリモート(出社なし) 22.0% 90名
週3日 14.4% 59名
週4日 8.3% 34名
週2日 3.9% 16名
月数回 2.4% 10名
週1日 1.5% 6名

 

Q6. 86.8%が「条件が良くてもオフィス環境で働きたくないと感じたことがある」

「業務内容や給料に不満がなくても、オフィス環境が原因で働きたくないと感じたことはありますか?」という問いに対し、「ある」と回答したのは86.8%(355名)8割超が、待遇ではなくオフィスの物理的・心理的環境によって就労意欲を失った経験を持つことが示されました。

回答別内訳

回答 割合 人数
ある 86.8% 355名
ない 13.2% 54名

 

Q7. 立地・通勤の問題、1位「駅から遠い」(51.6%)・2位「通勤ラッシュ」(50.4%)

「働きたくないと感じるオフィスの立地・通勤に関する特徴」(複数回答)では、「駅から遠い」が51.6%で1位、「通勤ラッシュがひどい路線」が50.4%で2位と、約半数が通勤そのものへの負荷を「働きたくない」理由として挙げました。3位「治安が悪い」(40.3%)、4位「バスしかアクセス手段がない」(37.4%)と続き、アクセスの不便さが出社意欲を直接損なっていることが浮き彫りになっています。

自由記述では、通勤負荷の蓄積が職場全体への嫌悪感につながっている実態が見えます。

  • 「最寄り駅から送迎バスを逃すと、山の丘に近い立地のため坂道を片道30分かけて上り下りしないといけなかった。肉体労働する前に通勤時にかなり歩くので、職場に着くだけで疲れた」(20代・女性)
  • 「満員電車で辛く、さらに駅からかなり歩かなければならず嫌になった」(40代・女性)

立地・通勤の特徴内訳(回答者比)

特徴 回答者比 人数
駅から遠い 51.6% 211名
通勤ラッシュがひどい路線 50.4% 206名
治安が悪い 40.3% 165名
バスしかアクセス手段がない 37.4% 153名
街の雰囲気が暗い 25.9% 106名
コンビニが遠い 22.2% 91名
周辺に飲食店がない 18.6% 76名
特にない 9.5% 39名

 

Q8. 内装・設備の問題、1位「ビルや内装が古くて暗い」(60.1%)・2位「窓がない」(56.7%)

「内装・設備に関する特徴」(複数回答)では、「ビルや内装が古くて暗い」が60.1%でトップ。「窓がなく閉塞感がある」(56.7%)が続き、視覚的・空間的な圧迫感が強い忌避反応を引き起こしていることがわかります。「休憩室がない」(42.5%)、「Wi-Fiや設備が貧弱」(34.7%)、「デスクや椅子が疲れる」(31.8%)も上位に入り、業務インフラの整備状況もモチベーションに直結しています。

自由記述では、物理的な環境の劣悪さがそのまま精神的な消耗につながっているケースが多く確認されました。

  • 「地下のオフィスだった頃、オフィスの雰囲気がどんよりした感じがして苦痛に感じた。地下だったこともあり、空気の入れ替えができなかったのも嫌なオフィスの特徴の一つになった」(20代・女性)
  • 「窓もなくコンクリートの壁に囲まれており、電気がないと真っ暗になる部屋だった。入口のドアをずっと開けておいてほしいと思いながら働いていた」(40代・女性)
  • 「古いビルの2階でほぼ荷物置き場みたいなスペースを無理やりオフィスにしている場所はきつかった」(20代・男性)

内装・設備の特徴内訳(回答者比)

特徴 回答者比 人数
ビルや内装が古くて暗い 60.1% 246名
窓がなく閉塞感がある 56.7% 232名
休憩室がない 42.5% 174名
Wi-Fiや設備が貧弱 34.7% 142名
デスクや椅子が疲れる 31.8% 130名
空調が効かない 31.3% 128名
空調が効きすぎる 25.9% 106名
更衣室がない 23.5% 96名
会議室や集中スペースがない 15.2% 62名
特にない 3.2% 13名

 

Q9. 清潔感・衛生面の問題、1位「トイレが汚い」が断トツ82.6%

「清潔感・衛生面に関する特徴」(複数回答)では、「トイレが汚い」が82.6%と全設問を通じて最高値を記録しました。2位「全体的に汚れていて清潔感がない」(67.2%)、3位「害虫が出る」(65.5%)、4位「タバコや食べ物の匂いが染み付いている」(61.9%)、5位「給湯室やキッチンが不衛生」(57.2%)と、衛生面の項目は軒並み高水準。「特にない」はわずか4.2%で、清潔感の欠如はほぼすべての回答者にとって「働きたくない」判断に直結する要因であることが示されました。

自由記述では、深刻な衛生・分煙問題が離職意向に直結したケースも見受けられました。

  • 「壁の至る所に穴があったりして、蟻が湧いたり、何の糞なのかわからないものが落ちてきたりして最低だった。害虫は本当に嫌だった」(30代・女性)
  • 「ねずみが出る職場。机や引き出しにねずみの排泄物があったり、引き出しの飲食物が食い荒らされたりしていた」(20代・女性)
  • 「在籍していたオフィスは分煙がされておらず、このご時世でも室内でたばこの煙を避けられない環境だった。業務内容や給料には不満はなかったのだが、毎日煙を吸わされる状況がかなりのストレスで、次第に気持ち的にもきつくなっていった」(50代・男性)

清潔感・衛生面の特徴内訳(回答者比)

特徴 回答者比 人数
トイレが汚い 82.6% 338名
全体的に汚れていて清潔感がない 67.2% 275名
害虫が出る 65.5% 268名
タバコや食べ物の匂いが染み付いている 61.9% 253名
給湯室やキッチンが不衛生 57.2% 234名
ゴミが溜まりやすい 37.4% 153名
特にない 4.2% 17名

 

Q10. 雰囲気・空気感の問題、1位「古い慣習・縦社会」(68.5%)・2位「殺伐として話しかけにくい」(65.5%)

「雰囲気・空気感に関する特徴」(複数回答)では、「古い慣習や縦社会の空気がある」が68.5%でトップ。「殺伐としていて話しかけにくい」(65.5%)、「監視されている感じがする」(65.3%)が僅差で続きます。「笑い声や会話が一切ない」(50.1%)も半数を超えており、物理的な設備と並んで、職場の人間関係・文化的空気感が意欲低下の強力な要因であることが明らかです。

自由記述では、常時監視に近い環境や組織文化への不満が目立ちました。

  • 「朝礼でコンプライアンスを唱和するが、大体その手の会社は朝礼用に早く出社して、その分の前残業代も付かず、コンプライアンスを破っている会社が多い。社長あたりから既に理解していない」(50代・女性)
  • 「上司のその日の機嫌によって対応がコロコロ変わり、部下には当たりが強く上司にはゴマすりをする上司がいるオフィス」(40代・男性)
  • 「閉塞的で私語厳禁の静か過ぎるオフィス。入って質問したくてもみんな集中している感じで質問しづらく無理だった」(30代・女性)
  • 「上司がずっと近くのデスクにいるため少しも気が抜けなかった」(20代・女性)

雰囲気・空気感の特徴内訳(回答者比)

特徴 回答者比 人数
古い慣習や縦社会の空気がある 68.5% 280名
殺伐としていて話しかけにくい 65.5% 268名
監視されている感じがする 65.3% 267名
笑い声や会話が一切ない 50.1% 205名
デスクが密集していて窮屈 42.8% 175名
逆に私語が多すぎてうるさい 37.4% 153名
おしゃれさや清潔感がなくやる気が出ない 24.4% 100名
特にない 2.0% 8名

 

Q11. 「実際に辞めた」31.5%、離職を真剣に検討した層を合わせると51.1%

「オフィス環境が原因で、条件の良い仕事を辞めた・辞めようと思ったことはありますか?」という問いに対し、「実際に辞めた」が31.5%(129名)、「辞めようと真剣に考えたことがある」が19.6%(80名)で、合計51.1%がオフィス環境を理由に離職を真剣に検討または実行していることが明らかになりました。「少し考えたことはある」(32.0%)を加えると83.1%に上り、「考えたことはない」はわずか16.9%にとどまっています。

自由記述では、物理的環境と職場の雰囲気が重なって離職を決断させた例が複数見られました。

  • 「お給料は今まで頂いた中で一番良く絶対辞めないと思ったが、ビルは取引先から『オバケビル』と言われるくらいボロボロ。トイレは掃除をしていても汚く、給湯室も狭くて不衛生。辞めるしかなかった」(50代・女性)
  • 「築年数が50年以上で雨が降れば必ず雨漏り、漏電してブレーカーが落ちて復旧に数時間かかったり、PCが古すぎてフリーズしたり、明らかに化学物質が漂っていて異臭がしたりと身体に影響がありそうだった」(20代・女性)
  • 「オフィスが暗くて窓がなく閉塞感があった。さらに人間関係も殺伐としていて相談しづらい環境が嫌で退職した」(20代・女性)

回答別内訳

回答 割合 人数
少し考えたことはある 32.0% 131名
実際に辞めた 31.5% 129名
辞めようと真剣に考えたことがある 19.6% 80名
考えたことはない 16.9% 69名

 

まとめ

今回の調査から、オフィス環境は給与や業務内容と同等か、それ以上に就労継続意欲に影響する要素であることが明らかになりました。

  • 「条件が良くても働きたくない」経験がある:86.8%
  • 清潔感の最大要因「トイレが汚い」:82.6%(全設問最高値)
  • 雰囲気・空気感の最大要因「古い慣習・縦社会」:68.5%
  • 内装・設備の最大要因「ビルや内装が古くて暗い」:60.1%
  • 立地・通勤の最大要因「駅から遠い」:51.6%
  • オフィス環境を理由に離職を真剣に検討または実行:51.1%

特筆すべきは清潔感・衛生面のスコアの高さです。「トイレが汚い」「害虫が出る」「匂いが染み付いている」といった衛生問題は、設備投資や内装デザインの前に、日常的なメンテナンスと管理体制の徹底が求められることを示しています。また雰囲気・空気感の問題は、物件そのものの改善だけでは解決できない組織文化の課題でもあり、オフィス選びと組織づくりを一体で考える必要性を改めて浮き彫りにしました。

「毎日通いたい場所かどうか」——その視点でオフィスを見直すことが、採用力・定着率・生産性のすべてに直結する時代です。内見時の清潔感・通勤利便性・空間の開放感の確認に加え、入居後の管理体制まで含めた総合的なオフィス選びが、これからの経営における重要な投資判断となるでしょう。

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