| 広さ | 55坪(182㎡) |
|---|---|
| 従業員数 | 70 |
| エントランス | なし |
| 会議室 | なし |
| 役員室 | あり |
| 更衣室 | なし |
| 休憩スペース | あり |
| 個別WEBブース | なし |
| 倉庫 | なし |
| サーバルーム | なし |
このオフィスは55坪(約182㎡)の空間に70名が働く、一人当たり約0.8坪(2.6㎡)という非常に高密度なレイアウトです。コールセンターやテレマーケティングのような大量オペレーション業務を想定した設計となっており、ベンチデスクを長手方向に連続配置し、中央に主動線を設けて席間と通路幅を均一化することで、効率的な巡回・配線・管理を実現しています。
執務エリアは大型の島型デスク(ブロック)単位で構成され、各ブロックが独立したチームとして機能する一方、全体の一体感も損なわない配置です。これにより、オペレーター同士の情報共有やスーパーバイザーによるチーム管理がしやすくなっています。列配置の整然性は、教育やマネジメント、現場全体の視認性向上にも寄与します。
収納やOA機器は壁面に一列で集約されており、執務スペースの整理整頓と通路幅の確保、移動効率の向上に貢献します。両端に出入口を設けることで、日常の入退室や緊急時の避難動線も良好です。
役員室は執務スペース近傍に配置されており、現場との距離感を保ちつつ迅速な意思疎通や面談が可能です。
高密度レイアウトでは、パーソナルスペースの不足や騒音・空気環境の悪化などが課題となりますが、動線や座席配置、休憩スペースの分離などの工夫により、これらの負担を軽減しています。また、壁面収納やOA集約によって通路の混雑と雑然さを抑え、快適性と安全性、効率を両立しています。
このように、本レイアウトは大人数を効率的に運用する現場において、管理性・教育性・避難性といった多面的な要求を満たしつつ、整理整頓・動線最適化・ON/OFF切替といった快適性にも配慮した、現代的かつ実用的なオフィス空間となっています。