【渋谷オフィス移転の最前線】バックオフィス担当者必見!オフィス選びで企業成長を加速させるには

企業の成長戦略において、オフィス環境の選択は非常に重要な要素です。特に、常に進化し続ける街「渋谷」は、スタートアップやベンチャー企業にとって魅力的な選択肢の一つではないでしょうか。今回は渋谷のオフィス事情と賢いオフィス選びのポイントを深掘りし、皆様のオフィス移転を成功に導くためのヒントをお届けいたします。
渋谷オフィス再生事業「JP BASE」とは?
渋谷は現在、「100年に一度の変革期」と称されるほどの再開発が進んでいます。そんな活気ある街の中心で、不動産クラウドファンディングを手掛ける株式会社レベチが展開しているのが、オフィス再生事業「JP BASE(ジェイピー・ベース)」です。
JP BASEは、渋谷を中心に「再生事業」を行っており、既存のオフィスビルを生まれ変わらせることで、その価値を最大限に高めています。例えば、レベチーが2023年に購入した渋谷の東側にある物件は、約1年をかけて大規模な再生プロジェクトが実施されました。元々ごく一般的なオフィスビルだったものが、エントランスから外装の一部、そして内装に至るまで「相当お金をかけて」リノベーションされ、モダンでおしゃれなオフィスへと変貌を遂げたのです。
特に注目すべきは、JP BASEが「スタートアップ向けのオフィス」として設計されている点です。一般的なオフィスビルでは、入居する際に内装工事に多額の初期費用(坪単価30万~50万円、30坪で1000万円以上)がかかることが課題となります。また、ビルオーナーによっては「決算書3期分がないと入れない」といった厳しい入居条件を設けているケースも少なくありません。
JP BASEでは、こうしたスタートアップが抱える課題を解決するため、最初から会議室やワークスペースが整った「セットアップオフィス」として貸し出されています。これにより、内装にかかるイニシャルコストを大幅に抑えることができ、入居のハードルが低くなっています。レベチーは、元々のビル名である「ジャパンプロパティズ(JP)」からJPを取り、「みんなが成長できる場、そのベース基地となる場所を作り上げていく」というコンセプトを掲げています。まさに、スタートアップの成長を後押しする「成長の場」「基地」として機能しているのです。
JP BASEの第1弾は渋谷道玄坂に位置する物件で、これは2015年か2016年に購入され、本格的な事業としては2020年頃からスタートしました。また、渋谷衝頭にあるJP BASEは2019年か2020年に再生され、コロナ禍において「住む・働く・遊ぶ」を融合させたレジデンスとワークスペースのハイブリッド型コンセプトで展開されています。
渋谷の多様な顔:オフィス選びのヒント
渋谷は、その多様な顔が魅力です。再開発により日々新しいビルが建設され、Googleの本社や渋谷ストリーム、スクランブルスクエアといったランドマークが立ち並び、まさに「人が集まる」街として進化しています。人の増加に伴い、バスロータリーの増設や銀座線の乗り換え改善など、インフラ整備も進んでおり、より「住みやすく働きやすい」環境が形成されています。
しかし、一歩大通りから裏手に入ると、街の雰囲気はガラリと変わります。明治通りの裏手には昔ながらの住宅街や、カオスな雰囲気を持つディープなエリアが広がり、さらに奥には超高級住宅街が存在します。これは、用途地域によって建物の高さや容積率の定めが異なるためであり、同じ渋谷でもエリアによって物件の特性や価格が大きく変動する要因となります。
オフィスの立地選定においては、この渋谷の多様な顔を理解することが重要です。そして、オフィスのイメージとして、渋谷はスタートアップの集積地としての地位を確立しています。一方で、渋谷のオフィスは「空室率が少なく、かつ高い」という状況にあります。そのため、渋谷の中心部だけでなく、五反田や目黒といった「渋谷から2駅先」のエリアにもスタートアップが集まり始めており、コストパフォーマンスの良い選択肢として検討の余地があるでしょう。
まとめ:渋谷オフィス移転でバックオフィスが考慮すべき点
渋谷でのオフィス移転を成功させるためには、バックオフィス担当者として以下の点を考慮することをお勧めします。
- 再開発と将来性: 渋谷は現在進行形で進化しており、投資するには「面白いかもしれない」エリアです。人の集積とインフラ整備は、企業の成長にとって有利に働くでしょう。
- リノベーション物件の活用: JP BASEのようなリノベーション物件は、内装工事の初期費用を大幅に削減し、入居までの期間を短縮できる大きなメリットがあります。特にスタートアップにとっては、資金を本業に集中させることができ、成長を加速させるための賢い選択肢となります。
- エリア特性の理解と現地視察: 渋谷は多様な顔を持つ街です。企業の文化、従業員の通勤利便性、事業の特性などを考慮し、渋谷の中心部だけでなく、周辺のエリア特性も十分に把握することが重要です。ウェブ上の情報だけでなく、必ず現地に足を運び、自身の目で街の雰囲気や物件を確認することをお勧めします。
渋谷は、ビジネスの新たな可能性を秘めた刺激的な街です。本稿が、皆様のオフィス移転を成功に導く一助となれば幸いです。
担当マーケターの所感
今回の記事作成を通じて、渋谷という街の多面性と、そこで展開される不動産再生事業のマーケティング的意義を深く考察することができました。
まず、渋谷が持つブランドイメージは、特にスタートアップやベンチャー企業にとって非常に強力な訴求点となります。若者文化の中心地であり、イノベーションが集積する「成長の場」としてのイメージは、企業のブランディングや人材採用において大きなアドバンテージとなるでしょう。レベチーが「成長の場」「ベース基地」といったコンセプトをJP BASEに付与している点は、このターゲット層のインサイトを見事に捉えたマーケティング戦略だと感じました。単なるオフィス空間の提供に留まらず、企業の成長を支援するパートナーとしてのポジショニングを確立していることは、競合他社との差別化に繋がります。
次に、リノベーションによって提供される「セットアップオフィス」の価値は、マーケティング上非常に明確な顧客課題解決を示しています。初期の内装費用や入居ハードルという、スタートアップが直面する具体的なペインポイントを解消することで、顧客に高い便益を提供しています。この「コストと手間の削減」というメリットは、ターゲット企業にとって非常に魅力的な提案であり、成約率向上に大きく貢献するはずです。
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