千代田区の賃貸オフィス坪単価と賃料相場|エリア別・坪数別データを解説
千代田区は、丸の内・大手町を中心に日本を代表する企業が本社を構えるビジネスの中心地です。官公庁が集まる霞ヶ関、再開発が進む有楽町、中小企業やスタートアップの集積が進む神田など、エリアごとに性格が大きく異なり、坪単価にも幅があるのが千代田区の特徴です。
「千代田区の賃貸オフィスの賃料相場はいくらなのか」「エリアによってどの程度差があるのか」「初期費用を抑える方法はあるのか」——こうした疑問を持つ総務・施設担当者や経営者に向けて、本記事では千代田区のオフィス坪単価・賃料相場を最新データで体系的に解説します。
✔ この記事でわかること
- 2026年時点の千代田区オフィス市場の概況と動向
- 丸の内・大手町・神田・九段下・有楽町・霞ヶ関・飯田橋の主要7エリアの坪単価比較
- 10坪〜100坪超の坪数別にみた月額賃料の目安
- 2024〜2026年の坪単価推移トレンド
- 居抜き・セットアップオフィス・フリーレント・仲介手数料無料など初期費用を抑える具体策
千代田区の賃貸オフィス市場の概要(2026年最新)

千代田区は、東京駅を擁し日本のビジネスの中枢を担うエリアです。丸の内・大手町には国内大手企業や金融機関の本社が集中し、霞ヶ関には中央省庁が立ち並びます。神田・九段下・飯田橋エリアには中小規模のオフィスビルも多く、幅広い企業規模に対応できるのが千代田区の強みです。
2026年現在、千代田区の賃貸オフィス市場には以下の特徴があります。
- 丸の内・大手町エリアでは大規模再開発が継続しており、ハイグレードビルの供給が進んでいる
- 出社回帰の動きが加速し、大手企業を中心にオフィス拡張・集約ニーズが堅調
- 丸の内・大手町のハイグレードビルと、神田・飯田橋の中小ビルとの間で坪単価の二極化が進んでいる
- 神田・九段下・飯田橋エリアでは中小規模ビルの選択肢が豊富で、コスト重視の企業にも対応可能
千代田区全体の平均募集坪単価は、ビルグレードや築年数によって大きな幅がありますが、目安として月額18,000〜45,000円/坪程度の範囲に多くの物件が分布しています。丸の内・大手町の大型ハイグレードビルでは50,000円/坪を超える物件もある一方、神田・飯田橋エリアの築古ビルでは12,000円/坪前後の物件も存在します。
エリア別の坪単価と特徴(丸の内・大手町・神田・九段下・有楽町・霞ヶ関・飯田橋)
千代田区内でもエリアによって坪単価や物件の特徴は大きく異なります。以下の表は主要7エリアの月額坪単価の目安と特徴をまとめたものです。実際の賃料は個別ビルのグレード・築年数・階数・設備によって変動しますので、参考値としてご活用ください。
| エリア | 月額坪単価(目安) | エリアの特徴 |
|---|---|---|
| 丸の内 | 30,000〜55,000円/坪 | 東京駅直結の日本最高峰のビジネスエリア。大手企業・金融機関の本社が集積し、ビルグレードも最高水準 |
| 大手町 | 28,000〜50,000円/坪 | 丸の内と並ぶ日本有数のオフィス街。メガバンク・商社・メディアの本社が立地し、大規模再開発が進行中 |
| 神田 | 12,000〜22,000円/坪 | 中小規模ビルが多くリーズナブル。IT・Web系企業やスタートアップに人気が高い |
| 九段下 | 14,000〜24,000円/坪 | 東西線・半蔵門線・新宿線の3路線が利用可能。出版社・士業事務所・NPOが多いエリア |
| 有楽町 | 25,000〜42,000円/坪 | 銀座・日比谷に隣接し商業利便性が高い。丸の内エリアに比べ坪単価がやや抑えめで、バランスの取れた立地 |
| 霞ヶ関 | 22,000〜38,000円/坪 | 中央省庁が集中する官公庁エリア。法律事務所・コンサルティングファーム・業界団体が多い |
| 飯田橋 | 13,000〜22,000円/坪 | JR・東京メトロ・都営地下鉄の5路線が利用可能。新宿・池袋方面へのアクセスにも優れコストパフォーマンスが高い |
丸の内・大手町:日本最高峰のビジネスエリア
丸の内と大手町は、千代田区の中でも最も坪単価が高いプレミアムエリアです。東京駅に直結するハイグレードビルが立ち並び、国内外の大手企業・金融機関が本社を構えています。企業の信用力やブランドイメージを最大限に高めたい企業にとって、丸の内・大手町のアドレスは大きなメリットとなります。一方で坪単価は30,000円/坪を超えることが一般的で、100坪以上の大型区画が中心となるため、中小企業にとってはハードルが高いエリアでもあります。
神田:コストパフォーマンスに優れたIT企業の集積地
神田エリアは、千代田区内で最もリーズナブルな坪単価でオフィスを確保できるエリアのひとつです。JR中央線・山手線・京浜東北線に加え、東京メトロ銀座線・丸ノ内線も利用でき、交通利便性に優れています。千代田区アドレスを確保しつつコストを抑えたいIT系企業やスタートアップに最適です。大手町エリアまで徒歩圏内の物件も多く、取引先へのアクセスにも便利です。
九段下・飯田橋:複数路線が利用できるコスパエリア
九段下は東西線・半蔵門線・都営新宿線の3路線が交差するターミナルで、新宿・渋谷方面へのアクセスが良好です。飯田橋はJR総武線を含む5路線が利用可能で、都内主要エリアへの移動がスムーズです。いずれも月額坪単価13,000〜24,000円台の物件が見つかり、神田エリアと並んでコストパフォーマンスに優れています。中小規模のオフィスビルが豊富で、10〜30坪程度の小規模区画も探しやすいエリアです。
有楽町・霞ヶ関:丸の内に近接しつつコストを調整可能
有楽町は丸の内・銀座・日比谷に隣接し、東京駅からも徒歩圏内という好立地です。丸の内エリアと比べると坪単価がやや抑えめのため、都心一等地の利便性を享受しつつ賃料をコントロールしたい企業に向いています。霞ヶ関は中央省庁との距離の近さを活かしたい法律事務所やコンサルティングファーム、業界団体に根強い需要があります。霞ヶ関エリアは物件供給量が限られるため、空室が出ると早期に成約する傾向があります。
坪数別の賃料相場(10〜30坪/30〜50坪/50〜100坪/100坪以上)

千代田区内で賃貸オフィスを探す際、必要な坪数によっても坪単価の傾向が変わります。以下は千代田区における坪数帯別の月額賃料目安です。坪単価は物件のグレードや立地で変動するため、あくまで参考値です。
| 坪数帯 | 坪単価の目安 | 月額賃料の目安 | 想定される企業規模 |
|---|---|---|---|
| 10〜30坪 | 14,000〜28,000円/坪 | 約14万〜84万円 | 3〜15名程度のスタートアップ・士業事務所 |
| 30〜50坪 | 18,000〜35,000円/坪 | 約54万〜175万円 | 10〜30名規模の成長企業・中小企業 |
| 50〜100坪 | 22,000〜42,000円/坪 | 約110万〜420万円 | 30〜60名規模の中堅企業・外資系日本法人 |
| 100坪以上 | 28,000〜55,000円/坪 | 約280万円〜 | 60名以上の中堅〜大手企業・金融機関本社 |
小規模(10〜30坪)は神田・九段下・飯田橋エリアを中心に選択肢が豊富です。一方、丸の内・大手町の好条件物件は問い合わせから数日で申し込みが入るケースもあるため、気になる物件があれば早めの内見をおすすめします。100坪以上の大型区画は丸の内・大手町のハイグレードビルに集中しており、坪単価も高くなる傾向があります。賃料の計算方法や坪単価の見方について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
千代田区の坪単価トレンド(2024〜2026年の推移)

千代田区のオフィス坪単価はここ数年でどのように変化してきたのでしょうか。以下は千代田区の賃貸オフィス市場における坪単価と空室率のおおよその推移です。個別ビルのデータではなく、エリア全体の傾向を把握するための参考値としてご覧ください。
| 時期 | 平均坪単価の目安 | 空室率の傾向 | 主な市場動向 |
|---|---|---|---|
| 2024年前半 | 22,000〜30,000円/坪 | やや高め | コロナ後のオフィス需要回復途上。大型ビルの新規供給も続き空室が残存 |
| 2024年後半〜2025年前半 | 24,000〜34,000円/坪 | 低下傾向 | 出社回帰の本格化で大手企業のオフィス拡張が活発に。新築ビルのリーシングが順調に進捗 |
| 2025年後半〜2026年 | 26,000〜38,000円/坪 | エリアにより差が拡大 | 丸の内・大手町のハイグレードビルは賃料上昇が顕著。神田・飯田橋の既存ビルとの二極化が進む |
2024年から2026年にかけて、千代田区のオフィス坪単価は全体として上昇基調にあります。特に丸の内・大手町エリアのハイグレードビルは上昇幅が大きく、築浅ビルへの需要集中が続いています。一方で、新築ビルへのテナント移転に伴い既存ビルに空室が発生するケースもあり、神田・九段下・飯田橋エリアの築古ビルではフリーレントなどの好条件を引き出しやすい状況も生まれています。
今後の見通しとしては、丸の内・大手町エリアを中心に大規模再開発がまだ複数予定されているものの、大手企業のオフィス拡張ニーズも旺盛なことから大幅な賃料下落は考えにくい状況です。移転を検討している企業は、ハイグレードビルと既存ビルの賃料差を理解した上で、自社に最適なグレード・エリアを見極めることが重要です。
千代田区でオフィスを探すときのポイント

千代田区で賃貸オフィスを探す際に押さえておきたいポイントを5つにまとめます。
エリアの特性と自社のニーズを照らし合わせる
千代田区はエリアごとに集積する業種や企業規模が異なります。大手企業本社・金融機関なら丸の内・大手町、法律事務所・コンサルなら霞ヶ関、IT・スタートアップなら神田、コスト重視なら九段下・飯田橋というように、自社の業種・企業規模・クライアント層と親和性の高いエリアを選ぶことで、ビジネス上のメリットを最大化できます。
東京駅・大手町駅へのアクセス時間を確認する
千代田区の大きな強みは東京駅を擁していることです。新幹線利用のクライアントや地方拠点との往来が多い企業にとって、東京駅へのアクセス時間は重要な判断材料です。丸の内・大手町であれば東京駅直結ですが、神田や飯田橋からも電車で5〜10分程度と近く、十分にアクセスメリットを享受できます。
ビルグレードと賃料のバランスを見極める
千代田区にはSクラスの超大型ビルからコンパクトな築古ビルまで幅広い物件が存在します。来客対応やブランディングを重視する企業はグレードの高いビルが向いていますが、バックオフィス中心の利用であれば築古ビルでも十分です。丸の内のハイグレードビルと神田の中小ビルでは坪単価が2〜3倍以上差が出ることもあるため、自社に本当に必要な設備水準を明確にしておくことが大切です。
敷金の月数と契約条件を比較する
千代田区のハイグレードビルでは敷金12か月分が標準的なケースもあり、月額賃料が高いほど敷金の絶対額も大きくなります。坪単価が安くても敷金が高額な場合はトータルコストが膨らむため、月額賃料・敷金・共益費・原状回復費の見込みを含めた総額で物件を比較することが重要です。
物件情報は仲介会社から直接入手する
千代田区は法人需要が非常に高く、丸の内・大手町・有楽町エリアの好条件物件は募集開始から短期間で成約に至ることが珍しくありません。ポータルサイト掲載前に成約する非公開物件も存在するため、最新の空室情報を持っている仲介会社に直接問い合わせるのが確実です。
初期費用を抑える方法(居抜き・セットアップ・フリーレント・仲介手数料無料)

千代田区のオフィスは坪単価・敷金ともに高額になりがちです。ここでは、初期コストを大幅に削減できる4つの方法を解説します。
居抜き物件を活用する
居抜き物件とは、前テナントが使用していた内装・設備がそのまま残っている物件です。内装工事費が大幅に削減できるため、通常のスケルトン物件と比べて初期費用を数百万円単位で抑えられるケースがあります。千代田区では企業の拡張移転やオフィス集約に伴い、グレードの高い居抜き物件が出回ることがあります。ただし、レイアウトが自社の業務に合わない場合は追加の改修費用が発生するため、内見時に確認が必要です。
セットアップオフィスを選ぶ
セットアップオフィスは、オーナー側が内装・家具・什器を整備した状態で貸し出す物件です。入居時の内装工事が不要で、契約後すぐに業務を開始できるメリットがあります。原状回復の範囲もあらかじめ明確になっていることが多く、退去時のコストも抑えやすい傾向があります。千代田区でもセットアップオフィスの供給は増加傾向にあり、特に神田・飯田橋エリアの中小ビルで選択肢が広がっています。
フリーレント交渉で賃料負担を軽減する
フリーレントとは、契約開始後の一定期間の賃料が免除される条件です。千代田区の物件でも、空室期間が長い物件や既存ビルが新築ビルとの競争にさらされている状況では、1〜6か月程度のフリーレントを獲得できるケースがあります。フリーレント期間中に内装工事や引越しを完了させることで、二重賃料の発生も防げます。交渉のコツについては以下の記事で詳しく解説しています。
仲介手数料無料のサービスを利用する
一般的な不動産仲介では、契約時に賃料1か月分の仲介手数料がかかります。月額賃料300万円のオフィスであれば、仲介手数料だけで300万円の出費です。東京オフィスチェックでは仲介手数料が完全無料のため、この初期コストをゼロに抑えることが可能です。物件の質やサポート内容は変わらず、純粋にコスト面で有利になります。
まとめ:千代田区のオフィス賃料相場を正しく把握し、最適な物件選びを
千代田区の賃貸オフィス市場は、丸の内・大手町を中心とした大規模再開発と堅調な法人需要に支えられ、坪単価が上昇傾向にあります。本記事の要点を振り返ります。
- 千代田区全体の坪単価は目安として月額18,000〜45,000円/坪の幅がある
- 丸の内・大手町のハイグレードビルでは30,000〜55,000円/坪、神田・飯田橋エリアでは12,000〜22,000円/坪と、エリアによって大きな差がある
- 2024〜2026年にかけて坪単価は上昇基調にあり、ハイグレードビルと既存ビルの二極化が進んでいる
- 居抜き・セットアップオフィス・フリーレント・仲介手数料無料の活用で初期費用を大幅に削減できる
- 坪単価だけでなくトータルコスト(敷金・原状回復・共益費含む)で物件を比較することが重要
千代田区でのオフィス探しは、エリアごとの特性と坪単価の差を正しく理解することが成功の鍵です。東京オフィスチェックでは、仲介手数料無料で千代田区の最新物件情報の提供から賃料交渉・フリーレント交渉まで一貫してサポートしています。
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よくある質問
Q. 千代田区のオフィス賃料相場はいくらですか?
千代田区全体では月額18,000〜45,000円/坪が目安です。丸の内・大手町のハイグレードビルでは30,000〜55,000円/坪、神田・飯田橋エリアでは12,000〜22,000円/坪程度と、エリア・ビルグレードによって大きな幅があります。実際の賃料は物件個別に確認が必要です。
Q. 千代田区で坪単価が安いエリアはどこですか?
神田エリア(月額12,000〜22,000円/坪)や飯田橋エリア(月額13,000〜22,000円/坪)が比較的リーズナブルです。丸の内・大手町と比べて坪単価を大幅に抑えつつ千代田区アドレスを確保できるため、コスト重視の企業におすすめです。
Q. 千代田区でオフィスの初期費用を抑えるにはどうすればよいですか?
居抜き物件やセットアップオフィスの活用で内装工事費を削減し、フリーレント交渉で入居初期の賃料負担を軽減する方法が効果的です。さらに仲介手数料無料のサービスを利用することで、まとまった初期費用の削減が可能です。
Q. 千代田区のオフィス賃料は今後どうなりますか?
2026年時点では丸の内・大手町エリアを中心に大規模再開発が継続しているものの、大手企業の拡張ニーズも堅調なため大幅な賃料下落は考えにくい状況です。ハイグレードビルの賃料は上昇傾向が続く一方、既存ビルでは交渉次第で好条件を引き出せるケースもあります。
Q. 千代田区で中小企業・スタートアップに向いているエリアはどこですか?
神田・九段下・飯田橋エリアがおすすめです。月額坪単価12,000〜24,000円/坪の範囲で10〜30坪程度の小規模区画が豊富にあり、千代田区アドレスを低コストで確保できます。IT・Web系企業やスタートアップの集積も進んでおり、同業種のネットワーク構築にも有利です。
※本記事は2026年3月19日時点の情報をもとに執筆しております。賃料・坪単価はエリアの一般的な傾向を示す参考値であり、実際の物件賃料は個別のビルグレード・築年数・設備・市場状況により変動します。最新の物件情報はお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。




