東京・芝浦に誕生「ブルーフロント芝浦」─高層複合施設が描く水辺の未来像


野村不動産とJR東日本は2024年6月12日、東京・芝浦の大規模再開発プロジェクト「ブルーフロント芝浦」のうち、南側の複合ビル「TOWER S」が2024年9月1日に全面開業することを発表しました。この施設は、オフィス、ホテル、商業施設を兼ね備えた43階建ての高層ビルであり、湾岸エリアの新たなランドマークとして注目を集めています。
(参考:ブルーフロント芝浦WEBサイト)

高層複合ビル「TOWER S」──ビジネスと観光の新拠点へ

「TOWER S」は地上43階・地下3階構造で、上層階には世界的ホテルブランド「フェアモント東京」(全217室)が2024年7月1日に先行オープン予定です。中層階には最新設備を備えたオフィスフロアが整備され、8月から順次入居が開始されます。また、低層階には飲食店を中心とした約40店舗が集まる商業フロアが設けられ、9月1日にグランドオープンします。
こうした機能を一体化させた施設は、観光・ビジネス両面で高い利便性を持ち、地域全体の魅力を底上げする役割を担うことが期待されています。

北側ビルは2030年度完成予定──湾岸全体の再開発へ

今回の開業は再開発の第一段階にすぎません。北側の高層ビルも今後建設が進められ、2030年度に完成予定とされています。この2棟一体の再開発により、東京湾岸と都心を結ぶ重要な都市機能が強化され、交通・経済のハブとしての芝浦のポテンシャルが大きく広がる見込みです。
特筆すべきは、船着き場と晴海を結ぶ水上交通の整備です。水辺の魅力を活かした都市づくりは、都内でも数少ない取り組みであり、今後の観光資源としての価値も注目されます。野村不動産HDの新井聡社長は記者会見で「東京の水辺の可能性を広げ、発展に貢献する」と述べており、企業の都市開発戦略としても、持続可能な都市のあり方を強く意識したプロジェクトといえるでしょう。

まとめ

芝浦エリアに誕生する「ブルーフロント芝浦」は、ホテル・オフィス・商業施設を融合させた先進的な複合施設です。南側ビル「TOWER S」は2024年7月から順次開業し、2030年度には北側ビルも完成予定。湾岸エリアの都市価値向上に大きく貢献するこのプロジェクトは、都心部の再開発の新たな成功例として、今後の注目を集めることになるでしょう。

担当ライターの所感をマーケティング目線で

「ブルーフロント芝浦」は、都心と湾岸のハブとしての立地価値を最大限に活かしながら、“水辺”という非日常的要素を加えたユニークな再開発事例です。マーケティング的に見ると、ホテル・オフィス・商業の複合化による「滞在価値の最大化」が図られており、ターゲット層も国内外のビジネスパーソンから観光客、地元住民まで幅広いことが分かります。また、ブランディングにおいては「フェアモント東京」の誘致が象徴的で、高級感・安心感・話題性を担保。開業フェーズを段階的に分けている点も、メディア露出のタイミングを複数確保できる戦略として秀逸です。今後のプロモーションやテナント誘致動向にも大いに注目が集まりそうです。

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