福岡・天神に新たなランドマーク誕生“天神ブリッククロス”が描く未来の都市像
高層オフィスビル「天神ブリッククロス」について
2025年4月、福岡市中央区天神に新たなランドマークとして高層オフィスビル「天神ブリッククロス」が竣工しました。このプロジェクトは、日本生命保険相互会社と積水ハウス株式会社による共同開発で、旧日本生命福岡ビルと旧福岡三栄ビルの跡地を一体的に再開発したものです。北棟は地上18階・地下2階、高さ約86メートル、南棟は地上13階・地下2階、高さ約67メートルで構成され、敷地面積は2,707平方メートル、延床面積は約3万7,048平方メートルに及びます。
このビルは、福岡市地下鉄天神駅のコンコースと地下で直結しており、アクセスの利便性が高い点が特徴です。外観は、福岡市赤煉瓦文化館などに見られるレンガ調のデザインを採用し、地域の歴史と調和した風合いを持たせています。また、明治通りと昭和通りをつなぐ全長90メートルの地上プロムナードが設けられ、壁面緑化や街路樹、ベンチなどが配置されており、訪れる人々に憩いの空間を提供します。このプロムナードは、福岡市が整備を進める都市計画道路「天神通線」とも連携し、地域の回遊性向上に寄与しています。
「天神ブリッククロス」の特徴
環境への配慮も重視されており、建物は省エネルギー性能を示す「BELS」で4つ星の認証を取得予定です。使用電力には再生可能エネルギーを採用し、壁面緑化や常緑並木の設置など、環境負荷の低減に取り組んでいます。さらに、制震構造や非常用発電機の設置により、災害時の安全性も確保されており、帰宅困難者の受け入れも想定されています。
このように、天神ブリッククロスは、福岡市が推進する「天神ビッグバン」や「博多コネクティッド」といった都市再開発プロジェクトと連携し、地域の賑わい創出や緑豊かなまちづくりに貢献しています。今後も、福岡市の都市機能向上と経済活性化の一翼を担う存在として、注目されることでしょう。
担当ライターより
天神ブリッククロスの竣工は、福岡市の都市再開発が新たな段階に入ったことを示しています。このプロジェクトは、単なるオフィスビルの建設にとどまらず、地域の歴史や文化と調和したデザイン、環境への配慮、災害時の安全性確保など、多角的な価値を提供しています。マーケティングの観点からは、企業がオフィスを選定する際の重要な要素として、立地や設備だけでなく、企業の社会的責任やブランドイメージとの整合性が求められるようになっています。天神ブリッククロスのような施設は、企業のブランディングや従業員のエンゲージメント向上にも寄与することが期待されます。今後、オフィス選定においては、こうした多面的な価値を持つ施設が選ばれる傾向が強まると考えられます。
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