広尾のオフィス事情を解説|賃料相場・おすすめ物件・移転メリットを紹介

東京都渋谷区に位置する広尾は、六本木や恵比寿、渋谷といった都心エリアへのアクセスに優れながら、落ち着いた街並みを維持しているエリアです。

大規模なオフィスビルが立ち並ぶ丸の内や大手町とは異なり、広尾では低層・中小規模のオフィスビルやデザイナーズ物件が点在しています。そのため、企業イメージや働きやすさを重視したオフィス移転を検討する企業に適しています。

特に士業、コンサルティング、医療、IT、クリエイティブなど、来客対応やブランドイメージを重視する企業から注目されるエリアです。

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広尾エリアの特徴は「上質さ」と「落ち着いたビジネス環境」

広尾の最大の特徴は、都心にありながら喧騒が少なく、落ち着いた環境で仕事ができることです。

最寄り駅は東京メトロ日比谷線の「広尾駅」です。六本木や恵比寿方面へのアクセスが良く、さらに恵比寿駅も徒歩圏内となる物件が多いため、複数路線を活用した通勤が可能です。

周辺には大使館や高級住宅街が多く、街全体に上質なイメージがあります。一方で、恵比寿や渋谷ほど商業エリアとしての賑わいが強くないため、業務に集中しやすい点もメリットです。

「駅前の大型ビルに入居すること」よりも、「企業らしい落ち着いた拠点をつくること」を重視する企業にとって、相性の良いエリアといえるでしょう。

広尾のオフィス賃料相場は22,000~33,000円/坪

広尾周辺のオフィス賃料相場は、おおむね22,000~33,000円/坪です。
物件の築年数や駅からの距離、規模、設備、内装などによって幅がありますが、恵比寿エリアと比較すると、賃料を抑えられる可能性があります。

広尾というブランド力のある住所を確保しながら、恵比寿よりもコストを抑えられる点は、移転先を探すバックオフィス担当者にとって大きな魅力です。

ただし、広尾エリアでもオフィス需要が高まっているため、条件の良い物件は早期に募集が終了する可能性があります。希望条件が明確な場合は、賃料だけでなく空室状況や募集条件を早めに確認することが重要です。

広尾・恵比寿エリアの代表的なオフィス3選

1. 恵比寿プライムスクエアタワー

広尾・恵比寿エリアで大型オフィスを検討する場合に代表的な物件が「恵比寿プライムスクエアタワー」です。
1フロア300坪を超える大型オフィスで、恵比寿エリアを代表するランドマークとして高い存在感を持っています。

基準階の天井高は2,630mm、OAフロアも備えており、大規模企業のオフィスとして必要となる基本スペックを確保しています。また、機械警備や24時間常駐の防災センターなど、セキュリティ面にも配慮されています。

さらに、敷地内にはレジデンスやジムなどもあり、オフィスだけではない複合的な環境を形成しています。特筆すべきなのが駐車場です。最大162台の収容台数を備えており、車を利用する社員や来訪者が多い企業にとっては大きなメリットとなります。

一方、大型ビルならではのブランド力や設備を求める企業向けの物件であり、少人数の企業にとってはオーバースペックとなる可能性もあります。

2. 広尾オフィスビル

中規模オフィスを検討する企業には「広尾オフィスビル」も候補になります。
渋谷区広尾1-3-18、明治通り沿いに位置し、恵比寿駅から徒歩5〜6分の立地です。1971年竣工ですが、リニューアルや耐震補強工事が実施されています。

基準階面積は約96坪で、個別空調やOAフロア、機械警備などを備えています。1フロア1テナントの構成であれば、他社との共用を気にせず利用しやすい点もポイントです。

想定坪単価は共益費込みで28,000~32,000円程度。100坪前後の執務スペースを確保したい企業に適しています。

3. ASAX広尾ビル

「ASAX広尾ビル」は、広尾1丁目に位置する地上9階・地下1階建てのオフィスビルです。

2004年築で新耐震基準に対応しており、機械警備、個別空調、男女別トイレ、24時間利用など、現代のオフィスに求められる基本的な設備を備えています。

恵比寿駅から徒歩5分という立地も魅力で、広尾と恵比寿の双方を生活・通勤圏として活用できます。

広尾へのオフィス移転が向いている企業

広尾は、すべての企業に適したエリアというより、「何を重視してオフィスを選ぶか」が明確な企業に向いています。

例えば、以下のような企業です。

  • 士業、コンサルティングなどの専門サービス企業
  • IT、Web、広告、デザインなどのクリエイティブ企業
  • 医療関連企業
  • 外資系企業や海外との取引が多い企業
  • 少人数~中規模のバックオフィス拠点
  • 企業ブランドや来客時の印象を重視する企業

特に「渋谷ほど賑やかでなく、落ち着いた場所で働きたい」「恵比寿ほど賃料をかけずにブランド力のある住所を確保したい」という企業には、検討する価値があります。

オフィス移転で注意したいポイント

広尾への移転を検討する際には、賃料だけで物件を比較しないことが重要です。
まず確認したいのが、社員の通勤アクセスです。日比谷線や山手線などを利用できる一方、社員の居住エリアによっては最寄り駅からのアクセスが変わります。

また、広尾には低層・中小規模の物件が多いため、大型ビルと比較すると共用設備や貸会議室、ラウンジなどの付帯機能が限られるケースがあります。

そのため、必要な会議室数、来客頻度、WEB会議の利用状況、在籍人数、出社率などを整理したうえで、必要なオフィス面積を算出することが大切です。

さらに、賃料だけでなく、共益費、内装工事費、什器購入費、移転費用、原状回復費などを含めた「総移転コスト」で比較すると、物件ごとの本当のコストパフォーマンスが見えやすくなります。

まとめ

広尾は、都心への高いアクセス性と落ち着いた環境、そして上質なブランドイメージを兼ね備えたオフィスエリアです。
賃料相場は22,000~33,000円/坪程度とされ、恵比寿と比較してコストを抑えられる可能性があります。大型ランドマークから100坪前後の中規模物件まで選択肢があるため、企業規模や働き方に応じた物件選びが可能です。

オフィス移転では「駅から近い」「坪単価が安い」だけでなく、採用、社員の働きやすさ、来客への印象、企業ブランディングまで含めて検討することが重要です。

その点で広尾は、「コストとブランドのバランスを取りながら、落ち着いたオフィス環境を確保したい」という企業にとって、検討価値の高いエリアといえるでしょう。

担当マーケターの視点から

マーケティングの視点から見ると、広尾の魅力は「高級住宅地としてのブランド」と「オフィスエリアとしての実用性」を両立できる点にあります。オフィス移転では、賃料や面積といった数値で比較しがちですが、実際には企業の所在地そのものがブランド形成に影響します。特に士業やコンサルティング、クリエイティブ、ITなど、信頼感やセンスを顧客に伝える必要がある企業にとって、「広尾」という住所は無形のマーケティング資産になり得ます。一方、恵比寿や渋谷と比較して落ち着いた環境を確保しやすいため、社員の働きやすさという観点でも訴求できます。「有名エリアだから選ぶ」のではなく、「自社のブランドイメージと働き方に合うから選ぶ」という考え方が、これからのオフィス選びでは重要です。広尾は、コストだけでは測れない企業価値を意識する企業にとって、非常に面白い選択肢だと考えます。

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